
「できちゃった婚」・・・この言葉自体、正直私はあまり好きではないのですね。
「授かり婚」のほうがまだしっくりくるかもしれません。
それにしても子どもが授かるということは、本当にカップルお互いにとってご縁だと思うので、素晴らしいことだと捉え前向きにこの事実に向き合って欲しいなと感じます。
そうはいっても、その方のその時々の状況もあるので一概に歓迎されないこともあるかもしれません。
それでは実際、子供が授かってしまった後に結婚を決意した場合のメリットとデメリットは何なのでしょうか。
目次
メリット
【不妊に悩まない】
子供が欲しいカップルにとっては、結婚後に子供ができるのか否かを不安に思うことがないのではないでしょうか。
最近では女性の晩婚化もあるからか、子供が授かるのか否か不安に感じているカップルは多いようです。
子供がご縁で結ばれるお二人は、それはそれでご縁だと思います。
【家族が早くから作れる】
子供が出来て育てていくということは、男女ともに親としての責任を早くから持つことになり、二人で協力して成長するキッカケが与えられるというもの。
家族を作るという貴重な人生経験をさせてもらえるのですから、こんなに幸せなことはないと思います。
【結婚するキッカケとなる】
もしかしたらこれは女性サイドの気持かもしれませんが、
結婚をなかなか言い出してくれない男性に気をもんでいる女性にとっては、妊娠したことで結婚へ近づけるかもしれません。
デメリット
【夫婦としての二人の時間が短い】
二人だけの新婚生活が短くなり、すぐに子供中心の生活が待っています。
そんな二人にはもしかしたら、子供が成長し親元から巣立っていった時に、二人だけの生活をどうしたらよいのか戸惑うことになることも!?
私の周りにも「授かり婚」女性の方がいます。その女性はこんなことを言っていました。
「小学生の子供が泊りがけで家にいないときに、夫婦二人の時間が長すぎてどうしたらよいのか分からなく苦痛だった」と。
結婚後二人きりで向き合う時間が短すぎて、二人の関係を築くことがままならなかったのかもしれませんね。
【人生設計が大きく変わる可能性あり】
授かり婚の場合、結婚や出産に向けてするべきことが一気に目の前にやってきます。
女性の社会進出が当たり前になった今、ご自分の立てていた人生設計を大きく変更せざるを得ません。
今までは無計画だった結婚や出産に向けての準備を何よりも優先せざるを得なくなるのです。
もちろん、お互いの両親へのご挨拶や新居への準備など・・。すると中には、結婚式やハネムーンに対しての準備はおろそかになりがちで、
もしかしたら「やらない!」という結論に至ることもあるかもしれませんね。
【経済的なリスクなど】
出会って間もない場合の「授かり婚」は相手のことがよくわからないままに一緒になることもあります。
ですから、結婚生活が始まってから「こんな人だとは思わなかった」と後から気づくことも多いようです。
性格はもちろん、お金の価値観など生活を一緒にしていくうえで必要な情報が分からないまま一緒になりがちですから、当然といえば当然かもしれません。
授かり婚時の離婚率
これは単純に「授かり婚」だから離婚率が高いということではないと思います。
離婚するか否かは結局のところ、日々の二人の結婚生活に対する向き合い方によって変わってくると思います。
ただデメリットにも書きましたが、出会ってすぐの「授かり婚」の場合にはお相手のことが正直分からないまま一緒になるケースになりがちですので、離婚する確率は高まるかもしれません。
”授かり婚時の離婚率”といったピンポイントかつ具体的な数字は調査されておらず、公表されてもいませんが、
厚生労働省での調査で、若い年齢層(15歳から24歳)での”できちゃった婚”がかなり増加しているといったデータと、離婚率が若い年齢層(15歳から24歳)の間で増加しているといった2つのデータから考えても、
できちゃった結婚での離婚率の高さが推測される。
まとめ
「授かり婚」の一番良いパターンは、数か月でもよいからお付き合いしていて、もしくは長くお付き合いしてきた中で、
そろそろ一緒になりたいな~とお互い感じてきた頃に妊娠が発覚することなのかもしれませんね。